ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

アナと雪の女王/家族の思い出(Olaf's Frozen Adventure、2017)

 アレンデール王国が落ち着いて初のクリスマス。エルサとアナは王宮でクリスマスパーティーを催そうと準備を進めるが、アレンデールの国民たちはもともとクリスマスは家で過ごす習慣があり、王家にも独自の習慣があるだろうとみんな帰ってしまう。王家には独自の伝統はないと意気消沈するエルサ。徐の姿を見て、オラフは伝統を探しに、スヴェンとともに王国すべての家を回ることにする。
 オラフって邪心がないやかましいマスコット的存在ってことで、ジャー・ジャー・ビンクスっぽさあるのに、さんざんミスしてもなんか許せるところがあるのは何だろうな。不思議な愛嬌。同時上映にしては22分と長めで、歌も3つ4つと入ってて、しかもちゃんとオリジナルキャストが揃ってるってのが素晴らしい。今回、リメンバー・ミーを字幕で見るか吹替で見るかはスケジュール都合でしか考えてなかったけれど、神田沙也加と松たか子の歌を選んだと思えば非常にいい選択をしたものだ。

リメンバー・ミー(Coco、2017)

 高祖父が家族を捨てて音楽で栄光を得るために家を出た過去があるリヴェラ家では厳しく音楽が禁止されていたが、ミゲルは大歌手エルネスト・デラクルスに憧れ、「死者の日」のコンテスト出場を考えていた。しかし、出場前に祖母エレナに見つかってしまってギターを壊れされてしまい、デラクルスの「チャンスをつかめ」という言葉を信じて、デラクルスの墓に展示されていたギターを持ち出そうとしたところ、生者から見えず死者に見える状態になってしまう。リヴェラ家の先祖とともに死者の国へ渡ったミゲルは、最初に音楽を禁じた高祖母イメルダではなく、残された写真から実は自分の高祖父だとわかったデラクルスの「許し」を得て生者の国へ戻ろうとする。
 ストーリーもよきハッピーエンドで、わりと周囲からすすり泣く声が聞こえたが、そこに貢献したのはミゲル役・石橋陽彩の活躍が大きいし、キャストが総じてレベル高めなところにある。ヘクター役の藤木直人は、演技面では「んっ?やや下手か?」という部分もなきにしもあらずだけれど、さすがにミュージカル映画で起用されるだけあり、歌はお見事。
 原題のCocoだと、見る前はまったくピンとこない&見たらなんとなくオチがわかってしまうので、邦題もよいアレンジになっていると思う。