ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

ATOM(2009)

 科学省長官の天馬博士はブルーコアというクリーンで原子力よりも強力な新エネルギー源の開発をお茶の水博士らと共に進めていた。しかし、代わりに負のエネルギーの集合体であるレッドコアも生み出してしまった。大統領選挙のため、ロボット兵器ピースキーパーの開発を急がせていたストーン大統領は強力なレッドコアをピースキーパーに搭載するよう命じる。ピースキーパーの起動実験に潜り込んでいたトビーは、レッドコアの力で暴走するピースキーパーの攻撃に巻き込まれて事故死してしまった。嘆いた天馬博士は動力源にブルーコアを使い、トビーそっくりなロボットを作り出したが、似せて作ったロボットはトビーとは違うことを痛感させられ、ロボットトビー空中都市メトロシティから地上へと追い出されるのだった。トビーは地上でコーラたち仲間と出会い、アトムという名前で生活を始めるのだが……
 いわゆる「鉄腕アトム」と共通したイメージながら、ところどころアレンジが聞かされた本作。アトムやお茶の水博士という基本キャラはもちろん、地上でアトムの親代わりとなりながらもアトムがロボットであることに気付きロボットバトルの道具に使おうと考える悪人・ハムエッグの登場とかがうれしい。吹き替えのアトム役=上戸彩も意外と悪くなかったが、90年代のアニメに触れた者としてはコーラ役=林原めぐみの出番の多さは特筆に値すると思った。そこはもっとプッシュしてもいいところだ。