明日奈が父親を殺さなければ妹まで児童売春させられていたわけだから可哀想な話だが、警察をはじめ誰にも相談できなかったものかな。あの歳の妹を一人残していくのはどんな気持ちだったんだろう。翔太の手紙を読んだ後なら十分更正の余地はあっただろうに…。杖はもうちょっとおとなしくしてくれ。
作品はいい、でもどこか好きになれない。
.hack//G.U. TRILOGY(2008)
@テアトル梅田 テアトル1
.hack//Rootsは全話見たものの.hack//G.U.自体はプレイしていないという状態で見たが、なんとかアニメ知識でも見られないことはない。ベストはゲーム、アニメをともに経験していることだと思う。そんな自分の評価としては映像は95点、ストーリーは80点といったところ。
自分は先ほど書いたとおりRootsしか見ていないからハセヲに対する心証はあまりよくなく、オーヴァンはそれに輪をかけた状態だったのだが、この映画のおかげで印象が180度変わった。ハセヲは常に大事なものをオーヴァンに取りあげられる可哀想な子で、オーヴァンの行動の全ては未帰還者、特に最初の未帰還者である妹のためだったわけか。ハセヲがオーヴァンを乗り越えるだけの力を手に入れなければいけなかった理由がそこにあるとは…こればかりは説明するわけにもいかなかったんだろうな。アトリがハセヲと打ち解けるあたりやその他もうちょっと時間をかけてくれれば更に良くなったのではないかと。
戦闘シーンはついついRootsと比較してしまうが、そんなものとは比較にならない超ハイクオリティ。特にハセヲvs三爪痕の第2戦(異空間でのロボット?戦闘)やハセヲ(バケモノ状態)vsオーヴァンは見応えがあった。一方、ハセヲのXthフォームが戦闘では活躍しなかったのは実にもったいない。
これはかなりオススメできる1本です。アクションものが好きな人は是非。
#02 私…何がしたいの…
比呂美という子がどういう子なのか#1ではさっぱりわからなかったが、今回の掘り下げで一気に把握。なるほど、はぴねす!の春姫みたいになんでも人並み以上にこなせる完璧少女ながら根深い劣等感を抱いているのね。ここだと、自由奔放に飛び回っている(ように見える)乃絵がうらやましく、妬ましいのかもね。回想から見ると、昔は眞一郎と仲が良かったみたいだけれど。
しっかし、乃絵はちょっと電波っぽいところはあるけれど不意に見せる仕草が可愛くてたまりません。おばあちゃん子はいいとして、あの抱きついた相手は父親か兄弟かだろうか?
#02 味は代々受け継がれていくもの
脇役とモブを明確に分けるのはいいけれど、モブも発言するんだったら顔が真っ黒というのはどうかなと思ったぞ。しかも、目とかうっすら描かれてるんだったらもう普通でいいやん。キャラクター多くて見分けづらいからの処置なんだろうかな。
カナなら風呂上がりに毎回ポーズ決めてそう。温泉、風呂と毎回裸をお約束にしていくつもりなのか。絵柄はこっちで慣れたけれど、ときどきロングショットですごい手抜きになっているのは原作を忠実にマネしたのかね。
#19 鬼神の昏迷
この状況でなお鷲巣を謀るアカギ。王者鷲巣といえど、読み切れないこともあるんだな。
#20 希望と愚行
血液を補給して安心するのではなく、常に極限状態に身を置き続けるアカギ。確かに気を緩めたらその瞬間殺されてしまうわ。