ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

#12 mission 使命<終>

 拓巳、梨深と野呂瀬の戦い。妄想で侵蝕してくる野呂瀬に拓巳は苦戦するが、受けた妄想の中でさらに妄想するという拓巳らしい技で切り抜ける。なにこのコペルニクス的転回。そしてまさかのハッピー(っぽい)エンドへ。

総評

 原作のゲームをやらずして語るのは難しいけれど、ゲームの魅力をほとんど引き出せていないような気がする。あいつもこいつもギガロマニアックスと判明していくくだりはヒーローものにでもなるのかと辟易とし、それらがすべて一つの方向へ向いて動いていると見えてきたときにようやく面白くなったが、それはすでに最終回直前でしたという残念っぷり。
 将軍と出会うまでの拓巳の後ろ向き加減が、ある種の近親憎悪やいろんな複雑な感情を引き出してきて、非常に不愉快だったのが視聴意欲を削ぐ原因かな。あの拓巳だからラストへつながってくるんだけれど、これを堪え忍ぶのは大変。

#11 independence 自立

 将軍=本当の西条拓巳で、梨深を助けるため動き出した拓巳はギガロマニアックスの力に目覚める。因果反転は無敵なのではないかコレ。オープニングでいかにも怪しいフリを見せていた看護婦・葉月と新人刑事の諏訪がそのまま悪役でしたね。高科先生、生きたまま脳みそをほじくり出されたのね……。

#09 拒絶 rejection

 「その目だれの目」の作文の裏に落書きした公式が実は「ノアII」開発の元になっていたという皮肉。拓巳本人すら書いたことを忘れていた特に意味のないものだったはずなのに、それを今さら持ち出されても困るっちゃ困る。しかも梨深までギガロマニアックスとか。どこかヘンな素振りを見せていたのは、拓巳をギガロマニアックスとして覚醒させないためだったらしいよ。
 七海からの助けを求める電話に家に向かうがそこに家はなくて、そもそも拓巳の居場所自体がないとか、絶望を投げかけてくる梨深。

#08 連動 linkage

 拓巳、セナ、梢が希テクノロジーへ潜入するが、社長の野呂瀬が待ち構える。野呂瀬の策は要するに注意を集めておいて死角に入ればよい、みたいな感じらしいが、拓巳はそれを打ち破る能力を無意識に発揮したみたい。

#07 自覚 realization

 たとえ妄想でもその意識が共有されれば現実となる、のか。セナと梢が「ギガロマニアックス」であることが明らかになり、今までの拓巳の妄想も「はいはい妄想」と流せないことになってきた。

#06 抱擁 embracement

 拓巳の妄想に付き合ってくれる梨深だが、なんか不自然なまでに優しい気がする……。ニュージェネ事件第5の犠牲者は精神科医の高科先生。謎の大地震はちゃんとみんなが感じていることだから現実なのか。なにがなんだかのまま。

#05 先導 guidance

 「拓巳は多重人格だからきっと苦しんでるんだよね、うんうんわかってるよ」と近づいてきた優愛から逃げ出した拓巳はあやせと共に警察から逃げ出す。ディソードの入手方法は異次元からとか、どこまでが現実でどこからが妄想なのかもうさっぱりわかりません。頭痛い。
 まともなキャラが少なすぎて、誰を信じて良いのか悩む。

#04 初動 commencing

 あやせの言葉もあり、ディソードを購入した拓巳。梨深への疑念は拭われないままで相当ヒドい対応になってきているが、これでも見捨てられてないのは本当に梨深が真っ黒か、あるいは天使並にいい子かどっちかだ。

#03 接触 contact

 「将軍」が拓巳の自作自演ではないと証明するため病院に行くも手がかりはなし。「ファンタズム」のライブで得るものは、帰り道で見てしまったのは街中で剣を持つ少女。被害妄想に陥った拓巳は見てられん。「その目誰の目」が自分だけのフレーズかと思いきや他にも知られているというのはある意味では恐怖だが、拓巳が正気なようにも見えないしな……。

#02 自我 ego

 磔事件の現場で見た犯人と同じ外見の少女・梨深が現れ、拓巳とは幼なじみだというけれど覚えはない。さらに現れた優愛は優しく付き合ってくれるかと思いきや拓巳が犯人ではないかと迫ってきたようだし、もう何が何だか。

#01 起動 boot up

 主人公がリアルダメ野郎臭くありながらもコンテナハウスに一人暮らしという微妙にドリームな設定。男として生まれたからにはかくありたいものよ、とはまでは思わないけれど。