ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

#10 想執

 かつてウーアウイルスの研究が行われていたファクトリーへ向かったカナンたちだが、リャンが先回して罠を仕掛けていた。カナンを殺させようとするリャンにハッコーは毅然と立ち向かうが、リャンだと思って話しかけた相手は途中で捕らえられたサンタナだった。最後にサンタナはハッコーからの愛の囁きで死亡する。一方、カナンは施設内で聴覚を奪う装置が作動したため感覚を奪われて苦しむ。さらに一方、留守番を任されていたマリアとユンユンもファクトリーへの潜入を開始。しかし、二人の前には夏目が姿を見せる。
 サンタナとハッコーはどこまでも運命を翻弄され続けたなぁ……。

#09 過去花

 偶然ユンユンと再会した一行。ユンユンは薬のことを知りつつ、生まれ育った村へ帰ろうとしていたのだった。6人になった一行はユンユン、ハッコーらの生まれ育った村へとたどり着く。かつて、ここではウーアウイルス散布によるクリーチャー製造実験が行われ、サンタナはCIA側当事者の一人だった。そこへ、リャンがヘリで襲撃をかけ、カナンたちは散り散りになる。さらにリャンを追ってアルファルドも現れる。アルファルドはカナンが共感覚を失っていることを知って興味を失う。
 いよいよ舞台はすべての大元となった”消えた村”へ。リャンはいよいよ正気を失い、カミングスはリャンへの愛ゆえにアルファルドを裏切り、二転三転。

#08 乞

 それまで相手の感情を”色”で読み取っていたカナンだが、なぜか力が失われてしまった。そんなカナンを、マリアは街へと連れ出す。一方、御法川はサンタナのもとを再び訪れ、ハッコーの体の痣がウーアウイルスによるものではないかと詰め寄る。そこへハッコーが戻り、カナン、マリアらと一緒に”消えた村”へ向かうことになる。
 カナンが無敵の強さを誇っていたのは共感覚によるものだったようで、その能力が一時的に失われたために赤子も同然。もし能力が失われていなければ、ハッコーに首を絞められる前に気付いてただろうしね。ハッコーはその能力(囁き程度の声でも相手の脳へダメージを与えられる)のため喋らないからコミュニケーションがただでさえ取りづらいのに、カナンは共感覚がないときたもんですよ。

#07 慕漂

 マリアを探して議場に侵入したカナン。それを見てリャン・チーは相手をしに向かうが、アルファルドに「判断力を欠いた駒を手元に置いておくと計算が狂う」と吐き捨てられた。アルファルドは、かつて自分もカナンと呼ばれていたとマリアに語る。一方、抗ウイルス剤を持っていたマリアの父が「蛇」の手によって車ごと爆破され、手の打ちようがなくなったアメリカはステルス爆撃機で大統領ごと会議場を爆撃することを決断する。しかし、実はマリアの父が生き残っていたことがわかり、ステルスの撤収を決めるが、すでに爆弾は投下されたあとだった。
 カナンの能力がいまだにちょっとわかってないんだけど、例えばユンユンだと「盲腸が2つある(だけで特殊な能力がない)」、双子・弟は「体の中身がぐちゃぐちゃなので自由に折り畳んだりできる」だったが、カナンのは”魔眼”と呼べそうな何かなのかね。マリアの気配(というか匂い?)も見えているようだし、撃たれても弾丸の動きが見えているみたいなんだが、コンピュータ相手にも使えるモノなのかい。

#06 LOVE & PIECE

 首脳の集まった会議場の取材をしていたマリアはアルファルドと遭遇。議場はテロに見舞われ、各国首脳はシェルターに待避するが、その中には先日ウーアウイルスに感染させられた事務次官の姿があった。マリアをコントロールルームに呼び出したリャン・チーはカナンに電話をかけさせるが、マリアはカナンに来ないでくれと懇願し、激昂したリャン・チーはマリアを蹴り上げる。そして、シェルターでは事務次官がついに発症していた。
 すでに何度もさらわれているマリアは今回もカナンをおびき出すえさになっている。なんか、手を変え品を変え同じことやってるなぁ。さらっと「渋谷で使われたものと同じ」みたいな話がでて、そういえばコレは「428」のボーナスシナリオをもとにしてたんだったと思い出した。

#05 灯ダチ

 リャン・チーから事務次官殺害を命じられたユンユンは、ハッコーの助けもあってサンタナのバーで働くことになる。そこにはカナンが来ることも考えられたが、その場合は死ねとリャン・チーは冷たく告げる。果たして、バーにカナンが現れ、逆にユンユンはアルファルドの情報を吐けと銃を突きつけられる。そこへマリアが割って入り、ユンユンを殺さないように泣いて頼んだため、カナンは姿を消す。改めて、ユンユンはマリアを人質としてカナンをおびき出す。ダイナマイトを体中に巻き付け、カナンを道連れに川へ飛び込んだユンユン。カナンはナイフを使おうとするが、そこで浮かんだのはマリアのことだった。
 あちこちで顔を見せていたユンユンがマリア側に懐柔される。ただ、かつて消えた村での事件に巻き込まれたボナーらしく、リャン・チーらの持つ薬がなければ命は維持できないみたい。それを知っているのか知らないのかはわからないけれど、いざとなればカナンとともに死ねと冷たく突き放すリャン・チーよりも、殺さないでと泣いて頼んでくれたマリアのため死ぬ覚悟なのかもしれない。

#04 呉れ泥む

 マリアはなぜカナンにあんな態度を取ってしまったのかと悩みふさぎ込む。そんなマリアを、御法川は食事に連れ出す。機嫌の直ったマリアは一人で散歩して帰る途中、ずっとカナンは自分を守るために動いてくれていたのだと思い出す。気付けば男たちに因縁をつけられていたマリアは立ち向かおうとするが、何度か見かけたバイトの少女ユンユンに助けられた。一方のカナンは、かつて自分を拾い育ててくれたシャムのことを思い出し、パーティー会場のアルファルドを襲撃に向かうが、狙いが定まっていないと反撃される。
 意外とマリアの立ち直りがあっさりだった印象。カナンとアルファルドの戦闘はもう少し長く見てみたい。

#03 阿断事

 マリアらが新しいホテルに移動したにもかかわらず、カナンはマリアのところに現れた。ちょっとした散歩に出た二人だったが、先日カナンらを襲った双子の弟がマリアをさらっていく。何とかマリアを見つけ出したカナンだが、マリアは爆弾をつけさせられていた。停止装置は双子・弟が持っており、カナンが詰め寄ると体内に飲み込んでしまった。双子はウーアウイルスによって体を変化させられていて、先日倒した双子・兄の老人のような姿もその影響だった。カナンは躊躇なく引き金を引き双子・弟を殺すが、それはまさに相手のもくろみ通りだった。双子・弟は最初からマリアを殺すつもりはなく、爆弾は偽物だったのだ。それを知っていたマリアは、カナンに助けられながらも動揺を見せる。そんなマリアに拒絶の色を見て取ったカナンは、その場をあとにした。
 カナンの過去ってのがイマイチよくわからんのだが、どうやらあの超人的動きを支えているのは双子と同じくウイルスによるものらしい。