ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

#13 Graduation<終>

 ゆりが再び目覚めたとき、世界に残っていたのは音無、日向、奏、直井の4名だけだった。すでに他のメンバーたちは消えてしまったあとで、残った5人は戦線の卒業式をすることに。直井、ゆり、日向と順番に消えていき、残った音無は奏にこの世界に残らないかと声をかける。しかし、奏はそれを受け入れることなく、自分が音無の残した心臓で生かされた命だったこと、そして感謝を伝えるために来たことを告げて消えていった。
 あまりムチャクチャ言いたくはないけれど、音無の変節だけは笑うしかなかった。だって、どうしても他の余計な奴らが消えたから「やったぜ、奏と二人っきり」となったようにしか見えないんだもの。ゆりは最後まで奏に「天使」と人間扱いしなかったことを謝罪しなかったし、日向はユイと立てたフラグもなんだったのか音無とのべったり絡みしかないし、直井は最終回に残すほど深く戦線に携わってきたメンバーでもないし……。あれだけ大量に出した戦線のメンバーは、名前があるだけの脇役としてあっさり消えてるのも、なんだかなあ。
 なんだか、おいしい素材はいっぱいあったのに、味の素たっぷりのどこでも食べられるものに落ち着いてしまったような。

#12 Knockin' on heaven's door

 影は無数に増え続け、奏をはじめ音無や日向、直井も戦いに身を投じる。そこへ野田、大山、TK、藤巻、松下、椎名らも援護に現れる。地上での戦いが戦線と影との総力戦となる中、ゆりは一人ギルドの奥深くを目指していた。そこでゆりが出会ったのはこの世界を統べる謎の存在だった。
 いよいよクライマックスに近づいているんだけれど、ここで消えることを決めたメンバーたちが一気に消滅。その中にはガルデモの残りメンバーも含まれていて、そんな簡単に自分の意思で消滅できていいのかとすごくガックリくる。これまでの苦労とか、すべてうっちゃってる感じが……。一方で、ゆりっぺはすべてのやり遂げて満たされたけれど世界に残っている。こちらこそ、もう今がその時だってのに。

#11 Change the World

 音無のしていることを手伝おうと直井と日向が声をかけてきた。二人は音無のしていることを知りながら、ゆりには内緒で手を貸すというのだ。そのころゆりは近ごろ現れる“影”がどうやら奏とは別の敵らしいと認識するが、正体はつかめないでいた。しかし、襲撃の際にNPCが“影”に変化するのを目の当たりにして、奏がANGEL PLAYERで能力を開発したように、誰かがこの世界を改変しているのではないかという考えに至る。そして、ついに高松が“影”の犠牲となってしまった。翌日、何事もなかったかのように登校していた高松だったが、戦線メンバーだったという記憶も何もかも失われNPC化していた。窮地に立たされる戦線。ゆりは音無の行動を把握しており、“影”のような敵が現れた以上、天使によって消されるのも一つの方法だと語る。そして、自分はやりたいようにやると告げ、一人で“影”を操る黒幕がいるとおぼしき図書館のPCルームへと乗り込んでいくのだった。
 戦いは戦線と“天使”の戦いから、新しい局面へ。ゆりたちが戦線として“天使”とどれだけ戦い続けてきたのか知らないが、“影”が出てきたのは初めてのことらしく対応し切れていない。積極的には仕掛けてこない“天使”相手に苦戦していたのに、アクティブモンスター状態の“影”相手では、打てる対策は最低でもツーマンセルで動くぐらいか。せっかく全員の卒業という目標に向かい始めた音無にとって、なんとも面倒な敵だ。

#10 Goodbye Days

 卒業させる相手として、バンドに入って楽しそうなユイを選んだ音無。しかし、ユイは生前、交通事故で寝たきり状態だったのでやりたいことが山ほどあった。それになんとか付き合う音無だったが、非力ゆえにホームランの夢は叶いそうにないユイ。それでも、体も満足に動かせなかった自分がこんなにもできるなんてと喜ぶ。だが、最後の夢「結婚したい」は音無には叶えられそうもなかった。そこに、日向が姿を見せる。
 音無と奏が戦線メンバーを卒業させようとしていることは誰にも言っていないはずなのに、まるで日向はそれを知っているかのように手伝ってくれた。一度、満足して消えそうになった日向だからこそ…かもしれない。だって、ゆりなら「あんた、ユイを消したいの!?」って怒ってるだろう、あの行動は。もし日向にも協力してもらえるなら、もっと話は円滑に進むかもしれない。
 それにしても、いい学生生活を送れなかった死者たちっつっても、ぼっちでいじめられっ子でしたとかいうレベルのやつが一人もいないんですけど……?クライストや大山くんは弄ってみると何か出てくるかも知れないけど、日向除いてみんなヘビーすぎ。事情知りたくなかった人多すぎ。

#09 In Your Memory

 分身と同化して意識を失ったままの奏を介抱しつつ、音無は自分が死んだときのことを克明に思い出していた。音無が乗った電車はトンネルの崩落事故に巻き込まれてしまい、音無は10人弱の人々とともにトンネルの中に閉じ込められてしまった。けが人の手当をしつつ、全員で生き残ろうとリーダーシップを発揮した音無だったが、内臓損傷から救助隊が来るのを目前に命を落としてしまっていたのだった。全てを思い出した音無に、奏は満足な気持ちになれたかと問う。奏はひどい学生時代を送った人間がやってくるこの世界で、人生は理不尽ではないと満足感を与え卒業(成仏)させていたのだ。その目的を初めて知った音無は、岩沢が消えていったこと、日向が消えそうになったことを思い出し、納得する。そして、奏と協力して戦線メンバーを満足させてこの世界から卒業させるために動き始める。
 この世界の謎がようやくほぼ明らかになった。音無が最初からストレートに奏に聞いていれば、奏はちゃんと答えてくれていたのかも知れないと思うとなんて回り道かと思うけれど、満足して消えていくことこそがこの世界の存在する理由だったわけだ。学校形式になっているのは、ここに来る死者が不幸せな学生時代を過ごしていたから。そういえば、過去のある程度わかっているゆり、音無、日向、岩沢、直井は誰も彼も学生時代はあんまり幸せじゃないか、そもそもそういう生活が存在していなかった。そうじゃない人は、きっと他の世界にいるんだろう。音無は「戦線のみんなを卒業させること」が目的になったから、消えるのは最後になりそうだけれど、日向はともかく、ゆりなんてどうやったら卒業できるんだろう……。

#08 Dancer in the Dark

 ゆりが“天使”の襲撃を受ける。奏は川の主からみんなを助けるときに分身を発生させる「harmonics」を使用しており、その攻撃意思が残った分身が生み出されていたのだった。奏はその分身を止めて相討ちとなる。それは、奏ですらも“天使”を止めるためには相討ちしかないことを意味していた。怪我した奏は保健室で療養していたが、分身によって奪われてしまう。分身を消すためにゆりは奏がもう一度「harmonics」を使えば分身と合体する「absorb」が発動するようにプログラムを変更する。そして、一同は奏を取り戻すため、旧ギルド最深部へ向かう。
 奏が自分の能力を開発するために使っていた「ANGEL PLAYER」って汎用ソフトなのかい?一応、軽くマニュアルを読めばゆりでも触れるレベルらしい……。まさかパスワードを突破されているとは思わないだろうけれど、自分の能力を勝手に改変されているのは気分のいいものではないだろうな。って、ひょっとすると奏以外でも“天使”になれるんだろうか。少なくとも、直井は「ANGEL PLAYER」とは関係なかったみたいだが。
 強敵に対して一人一殺(殺され)で進んでいくのは#02 Guildセルフパロディなのか、それとも日向のメタ発言にあった少年漫画的展開の揶揄なのか。いずれにせよ、完全にギャグ扱いにしてしまったなあ。「CLANNAD」にしてもそうだけれど、たいがいのシリアスものよりも重たいもの抱かせておいて、くすぐり以上のレベルのギャグをふられるとどう反応していいのか困る。「CLANNAD」はもうちょいギャグ側に針が振れていたけれどね。

#07 Alive

 戦線に加わった直井の催眠術で記憶を取り戻すことにする音無。かつて、病気で長く入院していた妹のためだけに生きていた音無は、妹の死後、他人のために力を使おうと医学を志す。しかし、センター試験当日に電車事故に巻き込まれたのだった。事実を知ったが、音無はそれでも戦線に居続けることを決める。明くる日、食券が少なくなってきた戦線はオペレーション・モンスターストリーム(川釣り)を実行。奏もチームに加えて釣りに繰り出す。
 音無の過去も相当にひどい…。なぜかじわじわと奏も巻き込みつつある音無。奏ももう生徒会長ではないってこともあってか、遊びに出てくるようになって、しかもメンバーを守るために能力も行使してみたり。さりげなく順応してない?

#06 Family Affair

 NPCであるはずの直井が生徒会長となり、行ったことは戦線の取り締まりだった。さらに、うっかり校則を破ってしまった奏を、直井は天使拘束用の牢獄に閉じ込める。奏と共に投獄された音無は外の惨状をトランシーバーで伝えられ、なんとか牢獄を破って脱出するが、そこで行われていたのはこれまでに見たことのない虐殺だった。
 直井がまさか人間だとは思いが至らなかったゆりたち。優秀な生徒会役員を務めつつも直井が消えなかった理由は裏で一般生徒をいじめてバランスを保っていたからだそうだけど、じゃあ直井以外の生徒会役員らは次々と消えて入れ替わっていたのか?それにしても奏の運命はあまりにも切ない。親しい友人は必ず消え、孤独でいなければならない宿命。人の魂を持ちながら、その拷問とも言える日々を過ごすのはどうなんだろう。
 そういや、あくまでNPCと死者は別だっけ。今わかっているこの世界にいる死者は戦線メンバー、奏、直井なのか。戦線に入っていない死者もいるんだろうけれど、明示的に言われない限りはわからんのだろうな。死者の数がごくわずかだからこそ、世界を成立させるためにNPCが存在するんだろうし。

#05 Favorite Flavor

 テストの時期、戦線は“天使”にテストで全教科0点を取らせて権威を失墜させる作戦を実行する。日向や大山の献身により、すべての解答用紙の差し替えに成功し、“天使”は全教科で0点を取る羽目になる。その過程で、“天使”の名前が立華奏であることを知った音無は、ガルデモのライブに姿を見せた彼女に戦意がないことに気付く。ゆりも、奏が麻婆豆腐の食券を購入したのを見て「どこの世界に失意の慰めに好物を食べに来る天使がいる…」と、奏が“天使”などではなく人間であることを悟らされる。しかし、食堂で食事をとる戦線を、新生徒会長の直井らの部隊が包囲した。
 さすがに今回のエピソードを見て、戦線の活動を応援する気にはならないよなー。もともと奏を“天使”と呼び始めたのは日向であって、本人が“天使”だと名乗ったわけではないわけで……。おそらく、ゆりたちがギルドで武器を作り始めたから、天使はそれに対抗して能力を開発したというゆりの分析は当たっているんだろう。だとしたら、これまでのことは何のための戦いだったんだって話だが……。

#04 Day Game

 球技大会に乱入することになった戦線メンバーたち。さっそく音無とコンビを組んだ日向はチームメンバーを集めにかかるが、日向の人望で集まったのはユイ、椎名、野田、そしてユイの追っかけ3人娘というひどいメンバーだった。音無に対抗意識を燃やす椎名や野田をうまく加入させたこともあり、一般チームには勝つが、この暴挙を止めるべく“天使”は野球部レギュラーで生徒会チームを結成し、戦線チームに立ちはだかる。
 日向のエピソードで、かつて取り逃した二飛と同じボールを今度こそ掴めば、日向も音無も考えたように日向は消えていたんだと思う。ここはユイのナイスプレーを褒めるべきだろうか。このアホの子はすごいぞ。そして、遊佐がツッコんでいたけれど今回のゆりっぺは完全に悪役。日向とユイにおしおきだべー。
 OPがユイバージョンになったのは今回だけ?EDは岩沢が消えてしまったので、こちらのユイ入りに変更されるんだろうな。他のメンバーが消える予定ってないんだろうか。

#03 My Song

 陽動部隊Girls Dead Monsterのリーダー岩沢はいつも父母がケンカする環境で育った。音楽に救われた彼女は、拾ったアコースティックギターを使って路上ライブを始め、進学を諦めてオーディションを受ける日々を送るようになるが、父母のケンカを止める際にビール瓶で殴られた後遺症から脳梗塞を発症し、失語症のまま亡くなったという。天使の秘密を探るオペレーションのため、再びガルデモは陽動を行う。教師に踏み込まれライブを中断に追い込まれたガルデモだが、岩沢は手にしたアコースティックギターで歌い始める。その間に、ゆりたちは天使が攻撃方法を自分で開発していることを知る。歌い終えた岩沢は、満足感に身を委ねて消えていった。
 ゆりは「天使に従って正しい学園生活を送ると消える」と説明したけれど、今回の岩沢はそのパターンに当てはまっていない。正直なところ、「死後の世界」「満足」「消える」という条件だけ見れば、普通に成仏したようにしか見えないんだよな。学園生活を送ると消える理由はよくわからんが、学園生活を送りつつも消えていない生徒が大量にいることを考えると、学園生活に満足したから消えたとも取れるし。戦線メンバー以外の人間が今のところわかる形では出てきてないけど……。

#02 Guild

 武器の補充を兼ねて、ギルド降下作戦を実施するSSS。武器工場であるギルドは重要拠点であり、たとえ人は死んでも生き返るが、奪われると天使に武器を押さえられてしまうことから、そこへの道のりは対天使トラップが仕掛けられていた。一人一人と仲間がトラップに消え、ギルド到着前にはとうとうゆりと音無だけになってしまった。そこでゆりは、なぜ自分が神に抗うようになったのかを音無に話し出す。ギルドではゆりの到着を歓迎したが、すでに“天使”はギルド直上に迫っており、ゆりはギルド破棄を決断する。
 トラップにまるでコントのようにはまって消えていく仲間たちの雰囲気とは裏腹に、ゆりが語った生前の記憶はむちゃくちゃ重いんですけど……。強盗に、家にある大事なものを持ってくるように言われ、10分に1人ずつ兄弟を殺していくってひどい話だよ。そりゃ、神はいるのかと叫びたくなるし、反逆したくもなる。ほかのみんなもこういう事情を抱えているんだろうか?イマイチ、ギャグとシリアスのさじ加減が読み切れない。

#01 Departure

 気がつくと見知らぬ世界にいた音無。すぐそばにいた少女は「死んでたまるか戦線」を名乗り、ここは死後の世界であり消えたくないなら自分と一緒に戦えと迫ってくる。彼女は、グラウンドにいる少女を銃で狙っているようだった。とてもあり得ない光景に、彼女を信じ切れなかった音無は、グラウンドにいた少女のもとを訪れる。「死なないってどういうことだ?」と問いかけた音無に、彼女は黙って音無の心臓を一突きにした。保健室で目覚めた音無は、この世界が本当に死のない世界=死後の世界であると納得し、やむを得ず戦線に加わることになる。
 第1話ということでまだまだ世界の全貌は明らかになっていないけれど、この世界では消えてしまうことはあっても普通の世界でいう死は訪れないのは確かなようで、「死んだ世界戦線」は消滅しないために“天使”と称する少女と戦っているらしい。“天使”の側は「自分は天使なんかじゃない」と言っていて、いったいゆりっぺが何故彼女を“天使”と呼んでいるのかは謎。まぁ、“天使”の言うとおりに学生生活を謳歌していると消滅してしまうらしいので、神の使いのような印象かも。
 あくまでマジメなお話かと思いきや、音無が野田に100Hit食らわされていたり、結構コミカル描写も。食券巻き上げるための大オペレーションをマジメにやってるあたりは笑うべきなのかどうなのか悩んだ。