ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

#11 深海の悪魔

 「水着回」ではなく「水着出雲回」。パーティー編成の都合はもちろんだが、話が散らかるのでしえみが出なかったのはしょうがないところ。「男はあそこ(ハート)がでかけりゃいい」をはじめとして名言の宝庫みたいなエピソード。麻呂眉かわいいのう。

#09 おもひで

 合宿明けで、しえみが雪男と出会ったころを回想したり、ネイガウス先生が実は「青い夜」の生き残りで燐の命を狙ってきたり。ここでネイガウスをけしかけたのはメフィストなのだが、ギャグパートでは燐と仲良く絡み合ってたりして、その真意はなかなか掴めない。本当に命を奪おうとしているわけではなく、目当てはサタンの力なのでしょうが。

#08 此に病める者あり

 強化合宿の中、祓魔塾メンバーは悪魔の襲撃を受ける。みんなの守りを信じて時間のかかる詠唱をやり遂げた竜士が非常にカッコヨイ。その姿を見て、朴ちゃんをやられたショックを受けてる場合じゃないと出雲が心を切り替えるところもまたよし。このエピソードだけで、落ちた分の倍は好感度上げてきてる。

#07 友千鳥

 しえいず&合宿回。しえみをやや面倒くさがってパシリのように扱う出雲だが、しえみはまったく苦にしないどころか喜んで受け入れる。でもドロドロかと思いきや、出雲と以前から一緒にいる朴ちゃんはしえみのことを気遣ってくれていて、ええ子やなって。でも、風呂から追い出したところは、さすがにフォローしきれませんわ……。
 出雲にもいろんな事情があってツンツンしてるようですが、そこはまた別のお話。

#06 まぼろしの料理人

 寮の食事を取り仕切る竈の悪魔・ウコバク。雪男ファンが、しえみが作ったものと勘違いしてウコバクと燐の仕込んだ翌日の弁当を捨てていたが、ああいうの辛いなー。しかも、「悪魔に取り憑かれてやってしまった」という言い訳があればまだ救いがあるけれど、あの子たちはそういうのではなく、単に嫉妬心でアレができちゃったわけで。人として越えちゃダメなラインではないのか。よくいえば「恋は盲目」だが、ウコバクに物理的に料理されてしまっても文句言えないよ。
 なお、この回は初のオリジナル回。絵コンテは監督の岡村天斎、脚本は山口亮太。リアルにエグい描写にしたのは、監督かなぁ。

#05 祟り寺の子

 勝呂竜士役・中井和哉と志摩廉造役の遊佐浩二の関西弁がとてもよい。特に、遊佐浩二は京都出身で、かつ声質が柔らかいので、はんなりとした志摩のキャラクターにぴったりあってる。
 ちなみに「京都不浄王篇」を見てから2度目を見ているが、藤本神父は平田広明より藤原啓治の方が頼れるオヤジ感があって好きな一方で、勝呂達磨は稲垣隆史より浦山迅の方が「人柄は良さそうだが無能そう」って感じがしていいなって思う。達磨は無能なのではなく、そう思われていようと構わないと考えている責任感のあるオヤジなのだが、その「裏は有能」ってところまで似合っている。稲垣さんって第一印象がERのアンスポー外科部長で「偉そう」イメージが。

#03 兄と弟

 メフィストフェレスを頼り、正十字学園高等学校に通うことになった燐。教師として現れた雪男はまるで燐を突き放したような態度を取ってきたが、神父の件で恨んでいるからではなく、燐がどうするのかを見定めるためだった模様。雪男はそもそも子どものころから悪魔が見えていて7歳のころには祓魔師修行を始めていたのだそうで、燐とは経験が違うのな。

#02 虚無界の門(ゲヘナゲート)

 自分がサタンの力を宿した子としてショックを受けるのはわかるが、神父は燐に何も説明しなかったわけではなく、できる限りの情報は伝えていた上でのあの結末だったので、なんとも不幸なすれ違いだったとしか……。
 しかし、メフィストフェレスを呼び出して、即座に「仲間にしろ」「サタンをぶん殴る」という選択肢を出せる燐は強え。こういうカラッとした性格なところ、いい。

#01 悪魔は人の心に棲む

 修道院で暮らす奥村燐と雪男。双子の弟・雪男は優等生で、進学して正十字学園高等学校への入学が決まっていた。一方、燐は進路が決まらず、何とか見つかったスーパーのバイトも1日でクビに。しかも、先日ケンカをした相手の白鳥が現れる、雪男のことで挑発され、つい殴りかかってしまう燐。白鳥が燐への復讐のために焼きごてをあてようとしたその瞬間、燐の体から青い炎が立ち上った。
 ちょっと軽いノリもありつつ、ストーリーは骨太っぽい、ダークファンタジー。展開は原作準拠っぽく見えたのだが、スーパーでのバイト部分はアニメオリジナルだそうで。あれがなければかなり重苦しい話になってしまっていたはず。これは山口亮太のナイス脚本、そして岡村天斎のナイス演出なのでは。