ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

#24 篝野行

 蟲とおぼしき草が村を覆い尽くそうとしていていて、初動に失敗しているから野萩が焦る気持ちはわかる。だが、その結果、自分の命すらあやうかったわけで、こういうときこそ冷静になれってことだな。
 人間、ほんと火が好きだからあの蟲は形態としては大成功だな。

#23 錆の鳴く聲

 10年にわたって一声も発さず一切の弁明もせず罪を背負ってきたしげ。因果がわかったとたんに許せないと詰め寄る様はあまりにひどいが、狭い村だからこその話とも言えるな。しげは今さらであるが幸せを手にすることもできたのだから、よしと思うしかない。

#12 眇の魚

 ヨキ、のちのギンコの物語。コダマのように、一度は山に捨てられても親が引き取りに来てくれたという幸せな例ならばいいけれど、ヨキのように親を失い、さらに育ててくれたぬいをも失ったという経緯なら、ギンコに記憶を持って行かれた方が幸せなのかもしれないですな。大切な人を二度も失った記憶を抱いていくことはない。悲しいながらも、なぜかあっさりと満たされるような話だ。

#11 やまねむる

 前のヌシ殺しが自分のためということもあるし、ムジカは山から降りることなど選べなかったのだろう。人の身でヌシを続けていくことの重責を知っていたからこそ、コダマを育てつつもヌシとしての力は決して教えなかった。きっと、コダマがきっちり育ったと判断した時点でクチナワに自分を喰わせる覚悟が決まっていたんだろう。

#10 硯に棲む白

 もし蟲を見つけていなかったら満足のいく硯は完成させられなかっただろうけれど、幸せに暮らせたかもしれない。蟲もただ固められていただけで、悪さをするやつってわけじゃないのがより辛い。

#09 重い実

 村を救うために一人の命を犠牲にすることになる「ナラズの実」。蟲師最大の禁忌と呼ばれるのも納得のアイテムだ。それを使わずに済むようにというギンコの「田畑を焼いて一年離れろ、戻れば灰が肥料となる」だったが、定住しない者だから言える言葉だよな。ずっとその地に住んでいると、たとえどのような場所でも離れられなくなる。

#08 海境より

 海千山千が一匹の虫になるまでの間の千日も、蟲たちの時間にしてみれば三日あまり。もやのなかで再会したみちひはすでに蟲だったということだから、たとえ3日間だったにしても相当な孤独を味わったことだろう。蟲師ではない一般人が蟲たちの生活に巻き込まれると大変なことになるな。

#07 雨がくる虹がたつ

 虹に取り憑かれた男。ただの虹でも相当に美しいが、それを眼前で根元から生えているのを見たとしたら思わず触れてしまうのは間違いない。自分の息子に虹郎という名もつけたくなる。

#06 露を吸う群

 島の当主の娘として果てしなく膨大な時間を持たされるよりも、蟲と同じ1日単位で考えも追いつかぬほど新鮮な時間を生きていく方がいい。1日ごとだと訪れる死への恐怖なんてものは生まれないのだろうか。
 ナギはあこやを自分たちの時間に戻したかったけれど、あこやにしてみればいらぬおせっかいだったのか。

#05 旅をする沼

 GyaONHK-BS2を追い抜いて配信することになるので、以後GyaOで視聴。
 沼の色のような緑色の髪をした少女・いおと旅をしながら海へと還っていく沼。沼は移動しながら子孫(新しい沼)を残し、自身は海で死んで魚の餌になる。なんという生態系。化野先生はもう出ませんかね。

#04 枕小路

 予知夢を見ているのではなく、夢見たことが現実になる。見る夢をコントロールできるのならそれも幸せなことなのだが、実際は災害やら疫病やらばかりでとても耐えられるものではなさそう。

#03 柔らかい角

 雪に閉ざされた世界というだけで何か居そうな気がするよ。雪は音を吸収してしまうというけれど、ギンコが真火を探しに雪がしんしんと降る本当に無音に近い世界の中を歩いていくシーンは美しい。