ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

#03 俺の妹がこんなに可愛いわけがない

 桐乃は黒猫と沙織というオタク友達と出会って充実した日々を過ごすことになる。沙織から桐乃と黒猫の仲が良さそうな様子を報告してもらった京介は満足していた。しかしある日、父親に桐乃の趣味のことがバレてしまう。その場から逃げ出してしまった桐乃を追いかけた京介は、妹を守るために父親との対決を決める。
 京介は本当に理想的な兄貴だと思う。だって、仮に「オタク妹がエロゲをしている」のが父親にバレてしまったからって、自分のエロゲだって庇いに入るだろうか。それも、ほんの数日前までは自分のことを虫けらかのように無視していた冷たい妹のために。フィクションではあっても、この京介の態度には喝采を送りたい。そして、ようやく少しは兄に対して素直になれた桐乃にも。
 いやしかし、本当に父親は京介のエロゲだと信じただろうか。京介が桐乃を庇っているのだと気付いても、ああまで言い切られては殴ってそれで終わりにするしかなかったのでは。でなきゃ、妹の部屋で妹エロゲをやるような兄貴、叩き出してもおかしくないぐらいの人物だと思ったよ。

#02 俺が妹とオフ会に行くわけがない

 身近にオタク友達のいない桐乃は、ネットで知り合った友達とのオフ会に出かけることになる。それにこっそりとついていく京介。案の定、桐乃は浮いてしまうが、主催者の沙織・バジーナが京介と黒猫を誘って、4人で2次会をすることに。そこで桐乃は自分が好きな「メルル」を貶す黒猫と口論を繰り広げる。
 ほんとエロゲパッケージ問題はなんだったのかという今回の秋葉原。最初からパッケージなんていらなかったんでは……。
 気になるのは、桐乃がなぜ妹ゲーにはまっていったのかというところ。きっかけはやっぱり自分のポジションを無意識に自覚しているとか、そんなところ?京介はちょっと鈍感系主人公っぽいけれど、夜中にビンタしてたたき起こしてくる妹の人生相談にちゃんと乗ってくれているあたりいい兄貴で、もともとは仲良しなのかもしれず、ゲーム内の妹に素直になれない自分の代わりをさせているのだったら可愛いところもあるなぁと思うけれど、桐乃はそんなヤワな子ではないようにも思えて。
 今回も演出がすごく控えめで、これぐらいの作品ならキャラクターがデフォルメ化して騒ぎ出してもおかしくないのにそうしないのは、こだわりだろうか。

#01 俺が妹と恋をするわけがない

 高坂京介には中学生でモデルの妹・桐乃がいる。思春期真っ直中の妹とはほぼ冷戦状態だった京介だが、ある日、家の誰も見ないであろうアニメDVDのケースと、そこに入ったエロゲを発見してしまう。それは誰あろう、桐乃の持ち物だった。
 エロゲを中学生がプレイするのはどうかって話もあるけれど、そのあたりには目をつぶって……桐乃が京介に冷たすぎるのが辛い。そして、京介にエロゲのことを熱く語るところはオタクの近親憎悪か「ヤメロ!」という気持ちになる。原作パワーなのか、倉田英之の脚本パワーかわからないが、この痛さはスゴイ。わざわざエロゲメーカーにパッケージ協力をしてもらっていたけれど、そんなことしなくてもオリジナルで結構凝った背景にしていて(あだち充「みゆき」と見せかけて「みゆきち」とか)小ネタも面白い。
 ストーリーが面白い一方で、アニメーションとしては「原作の絵でアニメになっている」という点以外に面白味がないのが残念。日常シーンがあまりにも淡々と描かれすぎというか、桐乃を可愛く描くことには力が入っているのに、それ以外はすごくおろそかになっているというか。そういう作品も、ナシではないけど。