ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

BE INVOKED 発動篇 (1982)

 イデが発動する「発動篇」。テレビシリーズを全話見てきていればようやくこれが見られるのかと感動もひとしおの所だが、接触篇と発動篇のあいだで描かれるべきだったドラマはごっそりと抜け落ちていて、冒頭で説明もなく現れたキッチ・キッチンはあっさり爆死して首が飛ぶし、「これがイデの発現か……」と言ってギジェは絶命するし、ハイペースすぎィ!描かれていない間にシェリルの妹のリンも死んじゃってるし、ここでは人の命なんて風の前のチリですよ。
 カララがベスの子供を身籠もってちょっと明るい雰囲気になる部分もあるが、とにかくイデがソロシップとバッフクランを戦わせよう戦わせようとしてくるため、砲戦、白兵戦交えてとにかく連戦連闘が続く。ありとあらゆる言動が死亡フラグに見えてきて、死なずに生き残るかもなんて期待をしながら見ることはできない。おなかにメシアを宿したカララは、姉のハルルに顔面を撃たれて死ぬし、正ヒロインのはずのカーシャは全身に榴弾を浴びるし、子供3人組の紅一点アーシュラは大口径砲に頭を吹っ飛ばされるし……。そもそもソロシップはコクピット背後に森があって侵入されたときの守りが弱すぎるとかツッコんでる暇がない。
 最終決戦にあたるイデオンvsガンドロワの悲壮感。悲惨な戦いになった恨みをドバ総司令にぶつけにいくコスモと、すでに自分たちの戻るべき「地球」が滅びていることを知りイデの意思に気付きつつも戦うしかないドバ。ほんとひどい。
 そして「掟破り」の転生。スタッフやキャストのクレジットが冒頭で出されているから、最後は新たな地球と「THE END」の文字が出ると音楽の余韻もなく終わってしまう。この放り出された感。日曜日の午後なんかに見た日には、翌日会社に行く気をなくすわ。

A CONTACT 接触篇 (1982)

 テレビアニメが、予定していた話数に到達する前に終了した「打ち切り」だったのか、それとも本来39話予定だったのに途中で延長が決まり、それが翻ってまた39話に戻されての「打ち切り」かはソースにあたれていないので不明だが、アニメ史を語る上で外せない作品なのは間違いない。
 映画は2部作で、この「接触篇」がテレビシリーズの総集編、続く「発動篇」が本来描かれるはずだったラスト4話分にあたる。39話分を圧縮した総集編ということもあってストーリーはあれよあれよという間に進んでいって登場キャラクターも視聴者も翻弄されるが、突然バッフクランというよくわからない異星人の襲撃を受けて、どうすればいいのかわからないままに戦うしかなくなっていったコスモたちの心情に重なる部分はある。