ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

#07 mt.(マウント)富士スカイライン

 武田攻め終了で左介は知行を得る。同様に戦果を挙げた滝川一益は名物珠光小茄子を所望したが渡されたのは上野。光秀は信長に配下の悩みを説くが、信長の目は日本を統一して、さらに唐・天竺を目指している。
 家臣のことを考えていないわけではなく、ビジョンが大きすぎるというか……光秀にはそこまで見えないから、負担だけよな。秀吉に不安を煽られているし。

#06 武田をぶっとばせ

 天下の趨勢が定まりつつある中、小大名で終わってしまいそうな左介は武田攻めで功績を挙げるべく、調略役を買って出る。
 ニセモノ名物を使っての交渉術は口八丁、田舎者揃いの武田だからうまく運んだが、さすがに高遠城では失敗。いずれも結果オーライになってるあたり、運は持ってると思うの。

#05 決意のかけひき

 千宗易から天下取りをそそのかされた秀吉は、光秀の胸中を探る。どうせ茶杓の善し悪しなどわからんだろうと左介がすり替えた謹製茶杓は、回り回って光秀の所へ。残念ながら秀吉と違って光秀は目が利くので並の物だと見抜かれてしまっているけれど。

#04 カインド・オブ・ブラック

 宗易の黒へのこだわり。信長は天下を「華」で統一しようとしているが、自分は「侘び」で統一したい。そのためには秀吉の天下が必要……なにそそのかしてんだ。

#03 天界への階段

 創建された安土城に圧倒される左介。唐、天竺までも目指そうとする信長に、明智家臣団が不服を述べ、光秀は「胸におさめておく」と収拾。
 左介が箱を選ぶということは武よりも数寄を選ぶということで、数寄者は松永久秀荒木村重と裏切ってきているから、信長としても見定める必要があったのかな?左介の忠義は確かなものではあるのだが。

#02 茶室のファンタジー

 本願寺征伐直前の荒木村重の謀反により、左介の義兄・中川清秀高山右近とともに荒木方に立つ。
 村重の目から見ると、有岡城(伊丹市)に自分がいて西方には支援勢力の毛利、南には本願寺があって、信長への前線にあたる東側には高槻城高山右近、茨木城の中川清秀があって、万全の備えに見えたんだろうね。右近、清秀が信長方に寝返ったことでいきなり最前線になっちゃったんだけど。
 有岡城を落ちた村重は尼崎城、その後、神戸市の花隈城へと落ちて、今回描かれた左介と村重の出会いのエピソードに。村重の首と、名物荒木高麗を比べて、荒木高麗に目を奪われてしまった左介。千宗易に見抜かれたかとビクビクするのも当然ながら、数寄者としては正しい選択だった。

#02 茶室のファンタジー

 石山攻めを続ける織田家だったが、荒木村重中川清秀らが反逆。清秀の妹・おせんを妻としている左介は、清秀説得の任に当たる。清秀はこの説得を受けて翻意する。敗色濃厚な村重は、伊丹城での籠城から一人名物名器を持って逃げようとする。左介はそれを見つけるが、村重の落とした名物荒木高麗に驚き、村重を見逃してしまう。
 左介の周りは数寄者ばっかりだな!そんな中でも、千宗易の異質さが際立つ。

#01 君は物のために死ねるか!?

 織田信長の家臣、古田左介は大変な数寄者。その素質を信長に認められた左介は、謀反を起こした松永久秀に大名物「平蜘蛛の茶釜」を差し出せば許すという条件での交渉を命ぜられる。信貴山城の久秀のもとに赴いた左介は、久秀の持つ平蜘蛛に目を奪われてしまう。そんな左介に、久秀は「武と数寄、いずれかを選ばねばならん時が来る」と告げる。
 原作からして笑えるが、飛んでいく平蜘蛛のフタを必死で追いかける左介の必死さはたまらん。真下監督のオサレ具合がいい感じに作風に合っているような気がする。左介役の配役もほぼ声優キャリア0の大倉孝二だが、大きな違和感を覚えるほどではない。